Midas M32 ( Behringer X32 ) でQLabを操作する #02
§2 QLabの設定 -音量レベルを整える-
持ち込まれた曲がいつも同じRecスタジオのものとは限りません。
喩え同じRecスタジオであっても、レコーディングエンジニアやマスタリングエンジニア次第で音量感や音質感は変わります。
それら複数の音源をひとつのショーの中でまとめ上げるのも、PAエンジニアの仕事のうちの
一つだと思っています。
その際に、再生機から叩き出される基準音量が曲ごとに違うというのは、オペレーションの手間が増えるだけで、より良いショーを作るためにはネガティブな要素になってしまいます。
QLabは無料版でも曲ごとの音量を設定することができます。
まずはミキシングコンソールのレベルメーターやヘッドホンを使って「Audio Trim」タブの「master」で音量を合わせます。Audio TrimはコンソールのGAIN的な物と解釈して大丈夫だと思います。
次に、スピーカを鳴らして、「Audio Levels」タブの「master」で実際の音量を微調整します。
これで、QLabからは一定の音量でコンソールに送られます。オペレータは基準音量を気にすることなく、ライブオペレーションに専念できます。§3 QLabの設定 -続けて再生する-
再生現場ではよく「このCueでM2を叩いてもらって、そのままM5まで続けて流してください」等の指示を受けることがあります。
CDプレイヤーを使っていた時代なら、M2を叩いた後にメニュー画面に入ってオートレディを外してM5まで再生し、M5に入ったら再びメニュー画面に入ってオートレディを設定するといった作業か、タイムリメイン画面とにらめっこしながら毎曲叩く、といった作業をしていたことと思います。
QLabなら「この曲からこの曲まで続ける」といった動作をオートメーションでできます。
まずは、次に続けたい元の曲の右端をクリックします。
クリックするとメニューが出てくるので、「Auto Follow」を選択します。「Auto Continue」を選択すると、同時に2つのCueをActiveにしてしまうことになるので注意です。
※追記
「Auto Follow」の設定は、「Basics」タブでも設定できます。
※記事に間違いや、誤解を与える表現、さらに便利な方法等があれば、コメントにて教えて頂けると嬉しいです。質問等もコメント欄にお願いいたします。
コメント
コメントを投稿